はいな!Sizakiです!
今回は米津玄師さんのニューアルバムのレビューを。
なんと今回の新作は2年10ヶ月ぶり!
さてさて、どんな内容になっているのでしょうか?
15曲という大ボリューム!
この約3年間、米津玄師さんはドラマ、映画、CM等とタイアップ曲や楽曲提供が多かったですね。
なので新作が出ると聞いたとき、タイアップ曲のほうが多くなるのでは?なんてことを考えておりました。
しかし!オリジナルソングも含め15曲というボリューミーな内容になっています!
さらには『パプリカ』や『まちがいさがし』などセルフカバー曲も入っています。
そしてなんと言っても目玉ともいえるのが、野田洋次郎さんとのコラボ曲!
前作の『BOOTLEG』でも積極的にコラボ楽曲を取り入れていた米津さん。
今回はプライベートでも仲の良いRADWIMPSの野田洋次郎さんとのコラボを実現されました。
過去にRADWIMPSの胎盤(対バン)にも参加していた経験のある米津さん。
このふたりのコラボは待っていた方も多かったのではないでしょうか。
前作BOOTLEGとの違い。
まず今作における特徴としては、静かな曲が多い印象ですね。
アップテンポな楽曲は抑えられていて、壮大な楽曲やしっとりした曲が多いです。
前作のBOOTLEGではロック調のものが多かったので、対比としてそう感じるのかもしれません。
他のレビューでも『似たような曲調が多い』などの声もあるようです。
しかしアーティストとは進化していくもの。
今回の米津さんのアルバムをしっかりと聴いていくと確実に新しい場所へ向かう米津さんの挑戦を感じます。
以前、Lemonで『Jポップ』をやりたかったとも仰っていました。
ともすれば今回のアルバムこそ彼が進み続けた『Jポップ』の行きついた場所なのではないでしょうか。
進化し、深化する。米津玄師の世界。
思えばニコニコ動画にボカロPとしてハチ名義で投稿していたころからその独創性は際立っていました。
そして1stソロアルバム『diorama』でもそれは遺憾なく発揮されています。
さらに2ndアルバムの『YANKEE』や3rdアルバム『Bremen』でも米津さんの『独特かつ新しい世界』が描かれています。
今回の『STRAY SHEEP』もそんな米津さんの新たな世界を広げていくためのアルバムなのではないかと私は思います。
そうしてまた進化と深化を続けていく姿勢を強く感じます。
そしてこのニューアルバムは現状、息苦しい時世の今までに無かった『夏』を静かに、しかし鮮烈に彩ってくれることでしょう。
STRAY SHEEP収録曲のMVはこちらから!